農地と農業の在り方
3月26日(金)田野公民館にて京都府立農業大学校 校長 松井実氏を迎え「農地と農業の在り方」が開催されました。
京都府立農業大学校は府下で唯一農業の担い手を育成している学校であり、完全寮制度で他府県からも多くの生徒が入学し、学んでいます。
専門的な農業の知識と、栽培実習に加え、大型トラクターの免許や毒物取扱免許など多岐にわたる学習で即実践に対応できるのが大きな特徴です。
綾部市位田町に立地しているにも関わらず、近隣ではあまり知られておらず、今回色々なお話を聞く事が出来ました。高齢化する農業環境の中ですぐ身近に新規就農を希望する若者達が日々学んでいる事を知り、とても心強さを感じました。
松井校長自身、福知山市の出身ということで、(京都市在住)同好会の活動にも大変評価を頂き、故郷が活性化される事を望んでいるとのことでした。
府下における中丹地域では耕作面積・農業従事者が多いにも関わらず産出額(販売額)が少ない。耕作放棄地も多く、米への依存が高く、野菜・花など米以外の地域の特産物があまり見られない。
食料自給率の話。 昭和40年:70% → 昭和55年:53% → 平成18年:39%
今後、輸入を減らし、私達が1食にもう1口ご飯を食べると自給率が1%上がるそうです。
地域の農業を守るために…
田野地域では何が出来るのか。何ができて何ができないか。
例えば、販売につながる様な花の栽培。そこに行かなければ手に入らないようなものの栽培・加工。定期的な市の開催。(直売所)まだまだ何か出来る事があるのではないか。等など、事例を交えながら可能性や課題を考えさせられた有意義な懇談会となりました。
農業大学校の卒業生の多くは自営農家を手伝ったり、農業法人等へ就農しているが 、就職先の受け入れ体制がまだまだ整っていないのが現状です。
松井先生は、減少、高齢化する農業の現場。一方、近年、新規就農を希望する若者も多く、これからは「第3者継承」といった農業の担い手の確保と育成が重要であり、これからの地域農業にとって重要な選択肢になってくるのではないか。と話されていました。
農業大学校では担い手を確保・育成して頂ける農家を随時募っておられ、自信を持って卒業生を紹介しているとの事でした。
様々な話を聞いて、これは田野地域に限らず、福知山市全体、いえ、日本の農業全体にかかわる問題だと考えさせられました。
農業大学での実習・行事の様子。
興味のある方は…
京都府立農業大学校 http://www.pref.kyoto.jp/kyonodai/
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